小沢氏「こういう権力行使は納得できぬ」(産経新聞)

 民主党の小沢一郎幹事長が16日、東京都千代田区の日比谷公会堂で開かれた民主党大会後、記者団のぶら下がり取材に応じた。詳報は次の通り。

 「今、党大会で申し上げました。現職の国会議員が逮捕されたということになりましたことは非常に、残念に思っておりますし、このような事態になったことを国民のみなさんにおわびを申し上げたいと。ただ、今、スピーチをしてきたばかりですけれども、いわゆる私どもの事務所での収支報告の計算間違いやら記載の間違いやら、あったとは思います。しかし、それは正に形式的なことであって、旧来ほとんどの例では訂正報告、修正報告でもって許されてきたことであります。ところが、私の団体の問題については、昨年の大久保の逮捕、突然呼び出され、突然逮捕されたという経過をたどって今日まできておりますので、私としては、こういう権力の行使のあり方は納得できない。非常に問題であると。国民みなさんにおわび申し上げると同時に、民主主義国家としてこういうやり方がまかり通るべきではない、とそう思っております」

 「(進退については)鳩山総理からもお話がありました。うーん、私は、みなさんが非常に関心のある土地購入資金の問題について、初めて申し上げますけども、(先ほど)申し上げたんですがね、検察当局から問い合わせがありました。私は何も隠し立てする資金じゃありませんので『○○銀行の○○支店でお調べください』というふうに答えました。そして検察当局からもその捜査のチャートが見つかった、と。こういう答えもいただきました」

 「ですから、私は、その意味では、これで、えー、誤解が疑問が解けたんだろうと。そう思っておったわけです。ところが、突然、事態になりました。しかも党大会の日にあわせたわけじゃないでしょうけども、このような事態になった。これは全然、総理からも『幹事長の職を続けるように』ということでありましたので、私もこんなやり方で、えー、幹事長の職を辞する必要はない。当面、まあいろんな問題で時間を割かれることもあるかもしれないから、それは輿石代行にお願いするケースが多くなるかもしれませんけども、幹事長としての職務をできる限り欠かすことのないようにしながら、この戦いを進めていきたい。そして、夏には参院の選挙の勝利を目指して、そう思っています」

 「(特捜部の事情聴取要請に対しては)先ほども申し上げましたように、地検の問いあわせにもきちんと私、答えています。ただ、捜査中だということであったので、私は言わなかった。先日も本部での記者会見でも、婉曲(えんきょく)に申し上げたはずです。個々のことについては言わないけれども、検察当局では事実関係について把握しているはずだ、という表現で申し上げました。しかし、ことここに至ったのでは、私、今、具体的に、問い合わせがあって、そしてこのように答え、そしてその、私の口座の証拠も入手したという話までいただいておりました。

 その意味において、今までも報道では、私が何か協力しない、みたいな報道されてましたが、そんなことはありませんで捜査には協力して参りたいと言って参りましたし、してきましたし、これからも捜査には協力していきたいと思いますが、ぜひ、公平公正な捜査を展開されることを祈っております。当面、実務的には弁護士にお頼んでおきますから、その弁護士のアドバイスに従いながらやりたいと思います」

 「(続投することで参院選で国民の支持が得られるかどうかについては)ですから、今申しあげましたように、私は何も不正な金を入手して、それを土地購入の資金に充てたわけではありません。一銭もそんな、いわゆる不正な裏金を充てたことはありませんから、それで私のちゃんと、資金の出どこもはっきり申しあげているわけですから、これが国民皆さんにご理解いただければ、私は国民の皆さんが味方していただける、そのように考えております」

 「(党内の辞任を求める声については)私はそれはまだ聞いておりませんけれども、私の場合は、さっき言ったように事務的なミスはあったかもしれませんけれども、何の裏献金をもらったり、献金をもらったのを隠してたり、あるいは献金がないのにあったように見せたりというようないろんなウソの報告は一切してませんので、そういう意味で何も、職を辞する必要はない、これは鳩山総理からも継続して、党大会でも今の(首相の)ごあいさつでもあったように『継続して頑張ってくれ』ということですし、私も最大限職務を全うするようにいたしたいと思います。

 (連立与党からの説明要求については)連立与党の皆さんには仲間内ですから、必要なときはいくらでもやります」

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