名実逆転のデフレ続く=10年度経済見通しを閣議決定(時事通信)

 政府は22日の閣議で2010年度の国内総生産(GDP)の成長率を実質1.4%、名目0.4%とする経済見通しを決定した。いずれも3年ぶりのプラス成長だが、物価変動の影響を除いた実質が、生活実感に近い名目を上回る「名実逆転」のデフレ経済が続くと見込んでいる。
 経済見通しは昨年末に閣議了解されたが、今回はGDPのうち公共投資の試算を追加、実質9.5%減、名目9.8%減の大幅減となった。これは事業費の削減と09年度の大幅拡大の反動によるもので、名実ともに04年度に次ぐ過去2番目の下落率となる。 

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<虚偽記載>「代表選を意識」石川議員、小沢氏出馬に配慮(毎日新聞)

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕された同党衆院議員の石川知裕容疑者(36)=北海道11区=が政治資金収支報告書に虚偽記載した理由について「党代表選を意識した」などと周囲に話していることが分かった。04年に小沢氏の手持ち資金4億円で土地を購入した事実をそのまま記載すれば05年9月に公開され、その後の代表選に影響を与える可能性があったため、手持ち資金の存在を隠す意図があったという。

 ただし、実際に05年9月に代表選はあったものの、これは郵政選挙の惨敗で当時の岡田克也代表が辞任したことに伴うもので、虚偽記載時には予定されていなかった。石川議員は特捜部にも同様の供述をしているとみられるが、特捜部は慎重に調べを進める模様だ。

 これまでの特捜部の調べによると、石川議員は04年10月、小沢氏の手持ち資金4億円を受領し、東京都世田谷区の土地を約3億5200万円で購入した。しかし4億円の受領や土地購入の事実を同年の収支報告書に記載せず、翌05年1月7日に土地を購入したと記載。さらに05年1月5日に小沢氏関係の2政治団体から計2億8000万円の寄付があったとうその記載をし、陸山会の手持ち資金と合わせて1月7日に土地を購入したと見せかけていたとされる。

 こうした虚偽記載について、石川議員は「党の代表選に小沢氏が出馬するかもしれず、毎年秋に(前年分が)公開される収支報告書に小沢氏の手持ち資金による土地購入が記載されれば(原資や政治団体での土地購入の是非が問題となり)影響があるかもしれない」などと考えたという。

 虚偽記載が行われた04年、民主党では国民年金未加入問題で当時の菅直人代表が5月に辞任し、後任に小沢氏が内定したものの、やはり未加入が発覚し同月に代表就任を辞退。岡田氏が代表となり9月に無投票で再選された。岡田氏の任期は06年9月までだったが、05年9月の郵政選挙の結果、代表を辞任。結果的に05年9月に代表選が行われ、前原誠司氏が菅氏を破った。

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