消火器投げ込み 宝塚の教会でも(産経新聞)

 22日午前4時50分ごろ、兵庫県宝塚市中州の「宝塚栄光教会」で、消火器が投げ込まれて玄関ホールの窓ガラス1枚が割られているのを住み込みの女性(35)が見つけ、110番した。宝塚署は器物損壊容疑で捜査している。

 同署によると、窓ガラスに直径約30センチの穴が開き、床には消火剤が散乱していた。牧師(57)が21日午後11時45分ごろ確認した際には異常がなかったという。

新規事業でサービス向上=斎藤日本郵政社長(時事通信)
石塔 「韓国に返して」市民団体が要望(毎日新聞)
六甲高山植物園でミズバショウ見ごろ(産経新聞)
息子夫婦刺した容疑、60歳父を現行犯逮捕(読売新聞)
医師養成数目標の見直しで合意−民主党第二分科会(医療介護CBニュース)

1Q84 発売開始 ファン次々と(毎日新聞)

 村上春樹さんの長編小説「1Q84」の「BOOK3」(新潮社、1995円)の“秘密のベール”が16日、外された。ベストセラーとなった「BOOK1」「BOOK2」の同時刊行から約11カ月。一部の書店では午前0時に発売が始まり、熱心なファンらが次々と待望の新刊を買い求めた。

 分量は602ページと、過去2冊よりやや増えている。東京・渋谷の「SHIBUYA TSUTAYA」では、20人ほどが16日午前0時の発売開始を待った。本を手にした東京都中央区のヨガ講師、庄本範子さん(37)は「売り切れるかもしれないと、夫と子供を置いて買いに来ました。家に帰って早く読みたい」と興奮気味に話した。

【関連ニュース】
1Q84:「BOOK3」16日に発売 フィーバー再燃か
村上春樹さん:小説「1Q84」が304万部
1Q84:2巻累計39億円 ブランドムックが大ヒット オリコン書籍レポート
本屋大賞:村上春樹「1Q84」など10作品ノミネート 吉田修一「横道世之介」も
第249回 村上春樹と東アジア

仙谷氏への批判、閣僚から相次ぐ=衆参同日選発言(時事通信)
「g.u.」にスポーツラインが誕生!1000円以下でコーディネート可能
ドウシシャ、9000万円所得隠し=「子会社への寄付」と指摘−大阪国税局(時事通信)
知的障害児施設で虐待など441件 大阪市が改善指導(産経新聞)
<掘り出しニュース>空腹にたえかね、他人の家で野菜炒め調理中に御用(毎日新聞)

「基本方針」修正必要…官房長官示唆(読売新聞)

 平野官房長官は15日の記者会見で、沖縄の米軍普天間飛行場の移設問題に関し、「閣議決定か(閣議)了解かは別にして、何らかの意思は明確にしたい」と述べた。

 鳩山政権の新たな移設案を推進するためには、日米両政府が現行案で合意した直後の2006年5月に閣議決定した「在日米軍再編に関する基本方針」の修正や廃止などの手続きが必要だとの認識を示唆したものとみられる。

避難率4割切る チリ大地震で防災相「ハザードマップ見直しを」(産経新聞)
下請代金減額は違法、日産子会社に公取委勧告(読売新聞)
安藤前知事側が上告=宮崎談合・汚職事件(時事通信)
リーン方式の導入でITとビジネスの俊敏性を高めるには
<たちあがれ日本>衆参両院に結成届提出(毎日新聞)

<火災>深夜、住宅密集地から出火、5棟焼く 名古屋・南区(毎日新聞)

 5日午前0時ごろ、名古屋市南区駈上1の住宅密集地から出火、愛知県警南署と市消防局によると、同1時半現在、住宅や天理教分教会など5棟を焼き、消火活動を続けている。けが人はないという。南署と市消防局は出火場所の特定を急いでいる。コンロが爆発したとの情報もある。

 現場は市営地下鉄新瑞橋駅の南約300メートルの住宅や工場の密集地。近くの主婦(68)は「ドーンという爆発音が数回した。屋外に出ると、屋根の上に5、6メートルぐらいの高さまで炎が上がり、住民が裸足で逃げ出していた」と話した。延焼した家の隣に住む女性(25)は「2階で寝ていたら大きな音で目が覚め、カーテン越しに隣の建物が真っ赤に燃えているのが見えた。すぐに家族を起こして避難した」と語った。【式守克史、加藤潔】

【関連ニュース】
車両火災:ワゴン車全焼、3歳と1歳姉妹無事 宮城・柴田
北海道4児死亡:車内からライター部品 死因は焼死
火災:交番に落とし物届ける間に、ラーメン店全焼 和歌山
北海道厚沢部の車両火災:子供乗る後部シート付近で出火か
火災:民家全焼、男女2遺体見つかる 長野・佐久穂

名張毒ぶどう酒事件 再審の可能性も…最高裁が差し戻し(毎日新聞)
国会議員「仕分け人」8人を発表=社民も参加−第2弾(時事通信)
<信濃川不正取水>JR東、水利権再申請(毎日新聞)
協力しないなら「内閣去れ」=市町村への権限移譲で−原口総務相(時事通信)
<電源交付金>自治体の使途拡大へ 庁舎建設、人件費にも(毎日新聞)

<旅>沖縄 芭蕉布の里 良い織物は畑づくりから 人間国宝・平良敏子さん(毎日新聞)

 クーラーも扇風機もない昔、沖縄の人々はバショウ(芭蕉)という植物の繊維を織って仕立てた着物で暑さをしのいだ。「バショウ」は野や畑、海辺に自生している身近な植物で、実はバナナに近い種類。沖縄県出身の歌手、夏川りみさんの歌う民謡の「芭蕉布」を聞いたことがある人もいるかもしれない。

 各家庭で日常着にしていたほど身近な織物だったが、第二次世界大戦中にバショウの木が切り倒されて衰退。バショウを育てるところから反物にするまで一貫して生産しているのは、今では同県大宜味村喜如嘉(おおぎみむらきじょか)だけという。戦後、芭蕉布を復活させ、今も「保存会」の先頭に立っている同村の平良敏子さん(90)に制作現場を案内してもらった。平良さんは2000年、国の重要無形文化財(人間国宝)に認定された。

 喜如嘉を訪ねた日、工房では火鉢に鉄瓶がかかり、お湯が沸いていた。バショウから作る糸は、綿や絹のように強くない。乾燥に弱く、切れやすいため、昔は冬には織らなかったという。4、5人の女性が糸車を回したり、織り機に向かって、静かに作業を進めていた。県外の学生や、近所の女性たちが学びに来ている。

 芭蕉布は人手がかかる。自生のバショウは繊維が硬いため、畑に植えて、長さと太さがそろうように栽培し、3年後、切り倒して繊維を取る。最も多くの人手がいるのは、木を切り倒した後、糸にするまで。糸バショウの繊維を取り出す「苧引き(うーびき)」の作業には20人で3日かかる。同村の工房も、この日は県内の各地から卒業生が駆けつけ、大所帯になる。

 芭蕉布は、木の高さ分の長さの糸を、より合わせるのではなく「機結び」でつないで、着物や帯を織る長さにする。織り上がった布を透かし見ると、ところどころに結び目があるのが本物の証しだ。結び目は小さいほど、作り手の腕がいいという。平良さんは、説明しながら、手をすばやく動かして結び目を作り、「ほら」と引っ張ってみせた。指先に結び目をかけ、すれすれのところで端糸を切る。うまく結ばないと引っ張った時に解けてしまう。

 上質の布を織るには、糸の太さ、色、柔らかさをそろえなければならない。木から繊維を取り、指先で割いて糸を作りながら、繰り返し、色と硬さで分けていく。糸ができてから、織り上げるまでには約4カ月かかる。「柔らかい糸は横糸に、硬い糸は縦糸に。糸の選別は一番難しい。畑、季節、人によって違う。織るのは(全体の)100分の1でもない」と教えてくれた。

 平良さんは「糸と相談しながら、何を織るか決める」と話し、糸にふさわしいものを仕立てるために、10年間考えているという秘蔵の布を出し、いとおしそうに広げた。藍で染められ、昔ならもっとも格式が高い官服になるという濃紺の反物。向こう側が透けて見えるほど薄い。

 「これまでで満足した布は?」と聞くと、恥ずかしそうな笑顔で、生成りの生地に琉球藍の絣(かすり)模様の「クヮイヤー ハチジョーハチ」(和装仮仕立て)を挙げた。糸の色がそのまま出るため、地色が生成りの生地は難しいのだそうだ。平良さんは伝統的な絣模様だけでなく、セミや風車など、新しい意匠も織ってきた。同じ絣糸でも、少しずらすと違う模様ができるのではないか−−などと考えながら、新しい柄を考案してきた。

 芭蕉布は民藝(みんげい)運動の創始者、柳宗悦さんが高く評価したという。平良さんは「柳さんが芭蕉布は正直だと言っていた意味が、今になってよくわかる」と振り返る。木を育てて糸をつくり、織り上げるまで手を抜けるところがどこにもなく、どこかで手を抜くとすべてが台無しになるからだ。

 今では、織ることからは「引退」した平良さんだが、繊維を煮沸するときのあくの具合や、糸の向き不向きを判断するには、なくてはならない存在だ。良い繊維を取るために、畑の改良に頭を悩ませている。「昔は各家庭にバショウを植えていたので、糸がそろっていたが、村の人口が減り、昔のようにはいかない」と、平良さんの息子の妻、美恵子さんもため息をつく。

 工房には若い実習生もいて、後継者がいないわけではない。しかし、子供のころから糸の選別をしてきた平良さんのような指先の感覚を、大人になってから体得するのは困難だという。全国の百貨店を通じて、需要と供給のバランスは取れているものの、県内で本物の芭蕉布を扱う店は少ない。美恵子さんは「バショウから布を作るだけなら、続ける人はたぶんいるでしょう。でも、喜如嘉の芭蕉布の品質をいつまで保てるか」と懸念する。

 バショウを育てることから始まる、話に聞くだけでも気の遠くなるような手作業の連続。平良さんの根気に頭が下がると同時に、伝統文化を継ぐことの難しさを思った。【岡礼子】

 ◇メモ

 芭蕉布会館で、芭蕉布製品が展示されているほか、製造工程のビデオを見ることができる。開館は日曜、旧盆、年末年始を除き、夏(4〜10月)は午前10時〜午後5時30分、冬(11〜3月)は午前10時〜午後5時。

【関連ニュース】
【関連写真特集】芭蕉布の里 良い織物は畑づくりから
【写真特集】沖縄の旅 〜温泉 ガジュマル 世界遺産
旅:沖縄(その1) スパでリラックス 那覇市
旅:沖縄(その2)「港川人」を探しに 伝説の岩穴「ガンガラーの谷」へ
旅:沖縄(その3) 今も続く「拝み」の旅 「今帰仁上り」

リン・チーリンが元恋人のF4ジェリーに貢献、ドラマ共演のキムタクは「大スター」―香港
<掘り出しニュース>蒲郡みかん郵便ポスト、駅や市役所に登場(毎日新聞)
<核兵器廃絶>プラハ演説から1年 被爆者、決意新たに(毎日新聞)
EPA初の国試合格、「本格的サポートが必要」―日看協・小川常任理事(医療介護CBニュース)
<警察庁長官狙撃>時効成立 国松氏「捜査、不合格だった」(毎日新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。